もう ほとんど 忘れてしまって…
憶えているのは…
自分の働いてる 売り場に 『ひふみん』似のおじさん?おじいさんと握手をするんだけど…
そのおじいさんがすっごい人気者なの!!
そのおじいさんが何で人気者だかわからないけど…そのおじいさんの
『握手会』に2,000人来るの!待っているの!!
そして その1番目が 私なの!!
私は急いで 携帯でググってその人の情報を得る。
もう 知ったかするしかない!!
司会者 『これより○○(名前忘れた)の握手会を開催致します!!』
私は そのおじいさんと握手する…
めちゃめちゃ分厚い手と大きさに驚いて 思わず手をガン見!!
その手が ヤバいくらいに色が悪い!! 肝臓やられてる?? みたいな…
私 『大丈夫ですか? 顔色も手も悪いですよ…無理していませんか?』
おじいさん 『大丈夫だよ…でも 私の事なんて知らないでしょ?』
私 『何言ってるんですか!!すっごい人気者じゃないですか!!知らない人はいないのでは?? この握手会が終わったら○△◇◎(地名忘れた)へ 行くんですよね!』
おじいさん 『あぁ~そうなんだよ!!よく知ってるねぇ~』
私 『もちろんですよ!!その後のスケジュールもなんなら知ってますよ! そのくらい有名人って事ですよ!! 大変だと思いますが無理しないように気を付けて下さいね!ホント大丈夫ですか?顔色悪いですよ?』
おじいさん 『だ、大丈夫…ありがとう』 冷や汗がでてる…
この握手会やめさせなきゃ…ぶっ倒れるぞ…と思い後ろを見たら 長蛇の列!!
なんせ2000人!!
何も言えず 握手を終えて その後を見守っていたがどう見ても顔色、もう全体がヤバい!! 急いで 私はその人のマネージャーさんとかお偉いさんをさがす…
―――ってところで起きてしまったんだけど…
あの手の分厚さ、かたさ?が どうしても忘れられない…
私…どこかで あの感触経験あるんだよな…なんだろう??わからないけど…絶対 あの感触、分厚さあるんだよなぁ~…えぇ~~?なんだろう??なんなんだろう??
全部握りしめれなかった…分厚すぎて…でも そんな硬くもなくやわらかくもなく??
どちらかといえば 柔らかい…けど柔らかしすぎず…なんなんだろう???
毛布がずれてたので 布団の中 足で器用に毛布を整えてから 上に上がりすぎた羽毛布団を手で下げた。
!!コレだ!!この感触だ!!!
そう…私は きっと夢の中で あのじいさんと握手している時 羽毛布団を握っていたのだろうな…
その姿を想像するとちょっと クスッ!と笑ってしまった朝だった。
おしまい!!