成人式の思い出

ずっとずっと前のお話…。

 

私は ホント何もわからなかった…。

誰からも そんな話聞いてないし…母親だって知らなかったし…雑誌とか読んでなかったし…そんな行事 初めてだし…

 

私がもうちょっと『女』だったら こんな事にはならなかったのかな??

 

女性の方に訊きたい…

『成人式』何をどのように準備していた?

 

私は…

まぁ~成人式なので やはり『着物』は憧れたよね…だから私はお金を貯めて自分で着物を買った。全部で60万くらいした。

普通だったら 成人式…赤い着物とか花柄、ピンクなど明るめよね! 青かとかもあるけど…なんつ~か 花がどーーん!! あるじゃん!!なんか 牡丹系がさ…

私は 結婚しても年取っても着れる様な着物を選んだのよ…。

振袖部分切っても『訪問着』としてもおかしくない着物。

 

      『紺一色 無地!!』

 

渋くない?? 20歳の私 渋すぎない??

まぁ~~~でも20!! 帯や中に着るやつ…なんちゅ~の??内掛け??などは派手にした…といっても色がビビッとなだけ!!

 

紺一色の無地なんだけど よ~く近付いて見ると柄がちゃんとある。

浮き出ている…そんな 着物なんて言う着物だっけ??なんか言い方あるよね??

しぼり…じゃなくて…なんだっけな?

まぁ~いいや…

とにかく 私は結構気に入っていた。

逆に目立つ!!と確信してた。(確かに目立った!)

 

着物はさすがに自分で着付け出来ないので 買った着物屋さんで当日やってもらうようにお願いしといたの。

 

 

 

・・・・・・・・私が やったのは ここまで・・・・・・・

あとは 何もしないで 『成人式当日』を待ってた。

 

成人式当日…

もんすっごい早起きして 吉祥寺にある着物屋さんまで車で送り迎えしてもらいました。

すごいいっぱいの人たちで溢れてた。

細かい事は 全く記憶にない…。 みんなどうしていたんだっけかな??

とりあえず…着付け終了で家に帰ってきたわけですよ…。

 

でっっっ!! 『髪型』ですよ…

ココで訊きたい!! みんなどうしてた??? 

いや!! みなまでいうなっっ!!!  ど~せ

      『予約』

をしておいたんでしょ?? ってか 髪型こうやってって事前にやって決めてたんでしょ?????????

 

私そんな事全くもって知らなかったわけ…当日 美容院に行けば 順番で『この飾りを付けて下さい』とか言えば美容院さんが着付けの人みたいにアレンジして勝手に やってくれると思い込んでたわけ!!

 

でっ!近所の美容院に行ったのさ…親子でやっている小さな美容院だったんだけど…

お兄さんが忙しそうに『予約してましたっけ?』って聞いてくるから私は普通に『いいえ。』と答えたの。

お兄さんびっくりして『予約してないんですか??突然来られても…』

私 そこで初めて "みんな予約してるのか!!” って気が付いたの!

でも もう成人式の着物ばっちし着て 立ち尽くしている私がいるわけで…

お兄さんは他の人の髪型に取り掛かってて 『確か この飾りをココにつけて盛り上げるんでしたよね…』とか言ってるの!!!!

その言葉聞いた時よ!!!!

みんな 事前に用意して髪型決めて予約してたんだ!!

ってわかったの!悟ったの!!

ドラクエで言ったら マジで

もろ『痛恨の一撃』を喰らったわけ!!

死んだよね…うん…死んだわぁ~…

目の前 真っ暗になった…だって もう 『当日』なわけですから…

その場で 倒れそうになったんだけど 誰かが…まぁ~誰かって美容室の親子の親の方のおばさんが私に『ザオラル』の呪文かけてくれてさ…なんとか私生き返ったわけ!!

私 助かったんだ…と安堵したのも束の間 おばさんに『…で、どうしたらいいの?』って聞かれたの。

私考えてなかったから すっごい困った。 『この飾り使って…なんか ブッ刺して…なんかそんな感じに…“ちょっと盛り上げて”…』(さっき隣りで言ってたからマネして言ってみただけなんだけどね)

なんだろう…私 きっと『パルプンテ!』って言ってるもんだよね!

 

一旦死んだ私に おばさんが『ザオラル』でHP5くらいで生き返らせてくれて

そこに私は あわよくば…と『パルプンテ』呪文をね…

 

おばさんが困りながらなんとかやってくれているんだけど…

私は なんだろう?? おばさんに聞きたかったよね…

『おばさん…この場所 毒沼地の中じゃない?』って…

HPがね…私の命がね…微妙に減っているのよ…バチンッ!バチンッ!って…

なんか 隣の人…化粧までしてもらっているんですけど!!(バチンッ!)

(美容室さんなのに化粧までしてくれるんだ…知らなかった…)

私は ずっと ショート…ベリーショートだったのね。

ただ 成人式は 着物着たかったし髪の毛も伸ばそう!と1年半くらい美容院行ってなかった。

その頃は 行きつけの美容院などなかったし 適当に入ってカットしてもらっていた状態。 だから 当日は 一番近くの美容院で良いや!と思ってたんだよね。

それに 私『女』って柄じゃないからさ…

化粧のやり方とか全然知らないわけ!! 一重だし…なんか目に塗るとケバくなるし 腫れぼったくなるか 鋭くなるか みたいな感じで いまだにわからない…。

私の化粧って ファンデーションと口紅 だけ!!

あとは ビューラーでまつ毛上げておしまい!!

なので もちろん 成人式当日だって ファンデと口紅だけ!!

 

んでっんでっんでっっっ!!

隣りのきれいなお姉さんとの『差』が凄すぎてね…

会話の差 も凄けりゃ 化粧の差 髪型の差 もぉ~~~何もかもですよ!!

きれいに爪まで仕上がっているし…私 深爪だし塗っても磨いてもない…ささくれだらけだし…

そうこう隣りのお姉さんと比較してたら おばさんがね『はい 出来た!』と言ってね…今一度 鏡を見るとね…まぁ~常に見ていたんだけどね…なんつ~~か 見る度 実は バチンッ!と命は減ってたの気が付いていたんだけどね…

まだ なんとかやってくれる…この人なら きっと『ホイミ』くらいやってくれる…と思ってた…

 

私の『パルプンテ』の方が凄かったらしい。

 

んとね…『あれ?私 相撲界のおかみさん?…いやいや…銀座の高級クラブのママ?』みたいな…

着物がそう見せてくれるわけ!! 紺一色無地がね!! 凄い威力出しちゃってるわけ!! 

おかみ、ママ系の迫力、威力、風格凄いわけ!!

お店出るまでね『ありがとう…』と威風堂々としてたわよ…女将の意地よね…。

でもね 家まで2分かな? 着いた頃には 涙ボロボロだった。

 

家着いて もう大泣き!!

『成人式なんて出ない!!!!! こんな姿嫌!!!!!行かない!!!』

着物着てたけど関係なく倒れこんで泣いた!叫んだ!嗚咽しまくり!!

そしたら うちの母親がね 『私がやる!!』と言って髪の毛シュッ!シュッ!と霧吹きで濡らして やってくれたの!!

実は 母親 元美容師…すぐ結婚して辞めちゃったから そんな凄腕ではないけど

女将さん髪型よりは全然良くなった!!

お母さんが『べホイミ』してくれた。

ありがたかった…お母さん…本当にあの時はありがとう…助かった…。

 

あの時 お母さんが居なかったら…あの言葉言ってくれなかったら 私の60万の着物、成人式は パァーだった。 お披露目は2度となかっただろう…。

 

 

いま・・・50近場になって・・・思った・・・

着物は買わなくて良い…レンタルで充分だ…って…。

大人になっても着物着ねぇ~~~し!結婚してないから振袖のままだし!!

訪問着もへったくれもね~~わ!!

実家に着物置いてたけど 親離婚して 実家戻ってないし 噂では 全部捨てられたらしい…まぁ~有っても どうにもならないし…これで良かったのかもしれない。

結局 着物着たのは 成人式と兄弟の結婚式くらいかな? 片手で充分の回数…

レンタルで充分!! でも 見栄を張りたかったんだよね…大人の第一歩として。

 

 

やばい…3時!!! 寝なきゃ!!時間はやっっっ!!

ちゅ~~~~~ことで!!苦い思い出話でした!!

 

おしまい!!